伊豆大島などに「大雨特別警報」新たな指標で運用へ[2019/10/11 10:18]

 気象庁は伊豆大島など島しょ部にこれまで島の広さの問題で出すことができなかった大雨特別警報について、新たな発表指標を作って11日午後から運用します。

 気象庁によりますと、大雨特別警報を出す基準として5キロ四方の降水量などを観測するポイントが10カ所以上まとまって必要でした。しかし、伊豆大島では島の広さの関係で5キロ四方のポイントが9カ所しか取れず、平成25年の台風災害を含め、これまで大雨特別警報が一度も発表されていません。気象庁は今回、観測ポイントを1キロ四方に細分化することで増やし、新たに災害との関連が深い「指数」を導入して午後2時から伊豆諸島北部で運用を開始します。気象庁は今後、細かい分析をすることが可能になることで大雨特別警報を出すことができるとしています。

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