「大雨特別警報」の可能性も 早めの避難を呼びかけ[2019/10/11 12:10]

 気象庁は台風19号で大雨特別警報を発表する可能性があるとして、命を守るための早めの避難を呼び掛けました。

 (社会部・松井康真記者報告)
 会見は過去に1200人以上の犠牲者を出した1958年の台風に匹敵する恐れがあるという異例の内容で始まりました。
 気象庁・梶原靖司予報課長:「広い範囲で記録的な大雨となる見込みです。状況によっては大雨特別警報を発表する可能性があります。伊豆に加えて関東地方でも土砂災害が多発し、河川の氾濫が相次いだ昭和33年の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となる恐れもあります」
 気象庁予報課のトップが自ら会見に立って説明しました。注意点はいくつもありますが、高波の警戒です。12日に東海、関東、伊豆諸島で高さが13メートル。近畿、小笠原諸島でも高さ10メートル。これは猛烈な高さと表現しています。今回は局地的ではなく、広い範囲での暴風です。気象庁は改めて、暗くなる前に市町村の避難勧告に従って早め早めの避難と安全確保を求めています。

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