いまのうちに暴風対策、家の中の備え…ここに注意[2019/10/11 18:40]

 台風19号がスピードを上げながら日本列島に迫っています。倒壊や関東で60メートルの猛烈な風や猛烈な雨をもたらすとされる今回の台風。早ければ12日夕方ごろに東海から関東へ上陸する恐れがあります。

 台風19号の接近に伴い、東京都内では対策グッズが品薄状態になっています。なかでも窓ガラスが飛び散らないようにするためにも使えるという「養生テープ」の売り切れが続出しているとSNS上でも多く投稿されています。そこで、家にあるものだけで今からできる台風対策を防災アドバイザーの高荷智也さんに聞きました。
 養生テープやガラス飛散防止フィルムが手に入らない場合は粘着テープと段ボールでも代用できるそうです。段ボールを窓一面、内側に張り付ければガラスが割れても家の中の被害が抑えられます。ただ、ガラスの強度は上がらないので注意して下さい。
 そして、見落としがちなのが外にある自転車です。去年9月に西日本を襲った台風21号の際に自転車が風にあおられて飛ばされるなどしました。高荷さんは屋内に自転車を入れられない場合、家にあるビニールひもなどで自転車を柱や物置きなど重さのあるものと一緒に縛って風の影響を受けづらい場所に置くことを勧めています。
 さらに、大切なのが水の備えです。ただ、ミネラルウォーターもお店によっては品薄状態になっています。そこで東京都水道局が勧めているのが清潔な空のペットボトルなどに口元いっぱいまで蛇口から水を直接入れて保存することです。この際に注意が必要なのが塩素が抜けないように浄水器や煮沸をしないことが重要です。これで常温で3日、冷蔵庫だと10日間保存できるということです。何かあってからでは手遅れなので今のうちにできることをやっておくことが重要です。

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