「片づけ進まない」不安の声 雨が強まり冠水も…[2019/10/18 18:35]

 台風の被災地でまた大雨が予想されるなか、依然として浸水した状態が続く地区があります。住民からは悲痛な声が上がっています。千曲川の堤防が決壊した長野市の穂保地区から報告です。

 (稲垣貴大アナウンサー報告)
 (Q.これから大雨が予想されているが、もう、雨は降り出しているか?)
 18日午後3時半ごろから断続的に雨が降り続いています。こちらの地域は台風による浸水の被害を受けましたが、6日目を迎えたということで、一度は水が引いていました。しかし、今、雨の影響でだんだんと水がたまってきています。堆積した泥などによって排出機能がまひしている所が多く、水がたまってしまうということです。18日は午後から雨の予報が出ていたため、住民たちはいつもより早い時間から住宅の片付けや泥のかき出し作業に追われていました。そんななか、決壊した堤防近くで被災した住民は、「雨がひどくなった場合には自宅まで行けなくなり、片付け作業が進められなくなってしまうのではないか」と不安を口にしていました。長野市は被災した地域で、今後の雨によって被害が拡大する恐れがあるとしています。大雨となった場合には、安全な場所へ移動するなど早めの行動を呼び掛けています。

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