栃木県で最も古い酒蔵で出荷再開 台風19号で浸水[2019/10/24 09:58]

 台風19号で浸水した栃木県内で最も古い酒蔵で日本酒の出荷が再開されました。

 栃木県佐野市にある1673年創業の第一酒造は、近くを流れる秋山川の氾濫で出荷前の日本酒2000本が泥をかぶりました。それ以来、従業員やボランティアが建物の中に大量にたまった泥を取り除いています。23日、水につからなかったきれいなままの日本酒の出荷を再開しました。
 第一酒造・島田嘉紀社長:「(出荷できて)うれしい気持ちがすごく大きいのと、それにも増して多くのボランティアが社員以上の数、連日、駆け付けてくれて感謝の気持ちでいっぱいです」
 ただ、収穫されたばかりの米が大量に水につかり、例年10月に始める新酒の仕込みができません。酒蔵では、新たに米を調達して年内には新酒造りを始めたいと話しています。

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