てんかん発作「脳を冷やせば抑えられる」[2019/10/30 07:22]

 群馬大学大学院の柴崎貢志准教授らのグループがてんかんの発作は「脳を冷やせば抑えられる」とする研究結果を発表しました。

 柴崎准教授はてんかんの発作が起きた際の脳内の温度に注目し、正常な脳よりも約1度上がっていることを突き止めました。そこで、脳を冷やす特殊な器具を開発してマウスで試したところ、てんかんの発作を抑えることができたということです。また、脳の温度が上がることでてんかんの発作を悪化させる物質が活発に働いてしまうことも分かり、この物質の活動を妨げる薬を投与して発作を抑えることにも成功したということです。柴崎准教授は「新たな治療法開発につながる」と話しています。

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