長野市の決壊した千曲川 仮堤防を鉄板で囲み復旧[2019/10/30 11:55]

 台風19号の影響で決壊した長野市の千曲川で、仮の堤防の周りを鉄板で新たに囲む復旧工事が完了しました。

 長野市穂保地区にできた堤防は全長約320メートル、高さ5メートルほどで、河川敷側から決壊した場所を囲っています。長さ16メートルの鉄板を1700枚並べ、中に砂利が敷き詰めてあります。長野市の千曲川堤防は13日、台風19号による増水で70メートルにわたって決壊しました。その後、決壊箇所を土や石で埋めた仮の堤防が設けられていました。
 千曲川河川事務所・吉田俊康技術副所長:「基本的には当面、現況の堤防と同等の機能を持つ」
 今回、完了したのは応急的な処置で、国は今後、より強度が高い本堤防の設置を目指します。一方、長野市は工事の完了に伴い、千曲川流域の避難指示を30日午前中に解除しました。

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