札幌開催を前提に…国際陸連が日本陸連にアンケート[2019/11/01 16:11]

 国際陸上連盟が東京オリンピックのマラソンと競歩について、札幌開催を前提に2つの日程短縮案をまとめて各国・地域の連盟にどちらの案が良いか意見を求めるアンケートを送っていたことが日本陸上競技連盟への取材で分かりました。

 国際陸連が提示した2つの案は8月7日に男女20キロ競歩、8日に男子50キロ競歩、そして、閉会式が行われる最終日の9日に男女マラソンを同日開催する案と、7月27日から29日の3日間か7月28日から30日の3日間で男女のマラソンと競歩の合わせて5種目を開催する案です。日本陸連によりますと、先月30日深夜に国際陸連から2案のうちどちらが良いかを問うアンケートがメールで送られてきたということです。国際陸連は31日中の回答を求めていましたが、日本陸連が詳細な運行計画を求める要請文を送ったところ、「まだ検討していない」という返事が返ってきたため、日本陸連としてはアンケートに回答しなかったということです。日本陸連の風間明事務局長は「男女のレースを同時にどうやって行うのかなど詳細な計画がないなかでは、ホスト国としては答えようがない」としています。現在の日程では7月31日に男子20キロ競歩、8月2日に女子マラソン、7日に女子20キロ競歩、8日に男子50キロ競歩、9日に男子マラソンとなっています。

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