鋳造技術応用しミニ四駆コース…ギネス記録達成![2019/11/05 08:43]

 遊び心がきっかけで偉業を達成です。

 謎多き世界遺産「ナスカの地上絵」を思わせる真っ白な道筋はミニ四駆のコースです。静岡県伊豆市で3日に行われたイベントは、このコースの長さをギネス世界記録に認定しようという挑戦です。約3200メートルのコースは発泡スチロール製。自動車や工作機械の金属部品の製作を本業とする静岡県清水町の鋳造品メーカー「木村鋳造所」が完成させました。「コースを作ってみよう」という遊び心から始まったものの、「やるなら本気で」という社内の機運が高まり、日常業務の傍ら制作にあたってきました。畑違いの会社が挑んだ挑戦のようですが、実は金属部品を鋳造するための「型」は発泡スチロールで作っています。鋳造の技術を「応用」することで、新たな事業への足掛かりにしたいという会社の狙いもあるようです。ミニ四駆が無事、コースを完走して記録が認定されました。担当チームを率いた土屋敬さんは「いつも以上にチームで取り組み、達成感があります。ワンチームで力を出し切れました」とノーサイド感のあるコメントで喜びをかみ締めていました。

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