被災地に思い寄せられ…天皇陛下お言葉 国民祭典7[2019/11/09 19:19]

 皇居前広場で9日午後、天皇陛下の即位を祝う国民の祭典が開かれました。
 イベントでは、この日のために作られた「奉祝曲」を人気アイドルグループの嵐が熱唱。ピアニストの辻井伸行さんが演奏を披露しました。

【天皇陛下のお言葉全文】
 先に即位礼正殿の儀を行い、即位を内外に宣明しました。そしてきょう、ここに集まられた皆さんからお祝い頂くことに感謝します。
 即位から約半年、多くの方々から寄せられる気持ちをうれしく思いながら過ごしています。またこの間、様々な機会に国民の皆さんと直接接し、皆さんの幸せを願う思いを、私たち2人で新たにしてきました。
 
 そのなかにあって、先月の台風19号を始め、最近の大雨などによる大きな被害に、深く心を痛めています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、ご遺族、被災された方々にお見舞いを申し上げます。寒さが募るなか、避難を余儀なくされ、生活再建が容易でない方が数多くおられることを案じています。復旧が進み、被災された方々が安心できる生活が一日も早く戻ることを、心から願っています。

 ここに改めて国民の幸せを祈るとともに、我が国の一層の発展と世界の平和を願います。きょうは寒いなかにもかかわらず、このように大勢の皆さんが集まり、即位をお祝い頂くことに深く感謝致します。

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