本格的な冬迫る長野市 被災者“とにかく電気を”[2019/11/12 12:20]

 甚大な被害を出した台風19号の上陸から12日で1カ月です。

 (稲垣貴大アナウンサー報告)
 ブルーシートが掛かっているのが決壊した長野市千曲川の堤防です。そこからすぐ近くの長野市津野では泥のかき出しが進み、アスファルトが見えるくらいまで片付いている所もあります。ただ、電柱が倒れたままになっていて電気が通っていない家もあり、住民の生活はまだ戻っていません。
 被災した住民:「仮設でも何でも良いから電柱を立てて、電気を引いて住めるように。寒くなるから。自宅に帰ってゆっくり寝られるのが一番の安らぎなので。それには電気」
 台風19号の接近で長野県内では千曲川とその支流の広い範囲で浸水被害があり、5人が亡くなって住宅8000棟以上が被害を受けました。長野市内では今も約700人が避難所での生活を余儀なくされています。冬に向けて復旧が急がれます。

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