都内で人骨発掘急増 保管に苦慮 大規模開発の余波[2019/11/12 15:34]

 新国立競技場の工事の際に187人分の人骨が見つかるなど都内各所で人骨が大量に発見されてその保管場所に苦慮している問題で、萩生田文部科学大臣は実態を調べることを明らかにしました。

 萩生田文科大臣:「日本の風習文化に照らした時にその骨を廊下に積んでおくというのはいかがなものかと思いますので、それを含めてちょっと調べてまた答えさせて下さい」
 新国立競技場の建設に向けた準備工事では江戸時代に埋葬された人骨187体が発見されるなど都内では近年、人骨が大量に発見されていて、引き取り先の博物館は廊下に人骨が山積みになるなど保管場所に苦慮しています。
 国立科学博物館・篠田謙一人類研究部長:「ここ10年間くらいで五輪があるとか大規模開発が行われるということで急速に人骨が集まり始めてしまい、それに対応しきれなくなっているのは確かです」
 専門家らは当時の生活を知るうえで重要な研究対象として保管場所の確保を求めています。

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