「大嘗祭」夜通し続く儀式の裏側 宮内庁職員の苦労[2019/11/14 18:15]

 14日夜に行われる大嘗祭(だいじょうさい)、大嘗宮の儀についてです。

 この後に控えているのが「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」でそれぞれで行われる「供饌(きょうせん)の儀」です。悠紀は現在の東日本を、主基は西日本を指していて、天皇陛下が神々に対して国の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を感謝して、自然災害が起きないよう祈る儀式です。そのなかで陛下は天皇の祖先とされる天照大神と神々に「神饌(しんせん)」と呼ばれる供え物を特別なお箸を使って、一つひとつ皿に並べられるとみられています。悠紀殿では栃木産の米「とちぎの星」などが、そして、主基殿では京都産の米「きぬひかり」などが供えられます。儀式はそれぞれ数時間にも及びます。前回、平成の時には午後5時半ごろに悠紀殿での儀式が始まり、陛下が退出されたのは午後9時半ごろ。そして、間が2時間ほど空きまして主基殿での儀式が午後11時30分ごろに始まり、陛下が退出されたのは翌日の午前3時半ごろでした。

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