「大嘗宮の儀」終わる 両陛下未明に赤坂御所へ[2019/11/15 06:14]

 天皇皇后両陛下は14日夜から大嘗祭(だいじょうさい)の中心的儀式「大嘗宮の儀」に臨み、15日未明にお住まいの赤坂御所に戻られました。

 大嘗宮の儀を終えた両陛下は午前4時すぎ、剣と勾玉(まがたま)とともに皇居の正門を出て赤坂御所に戻られました。皇居・東御苑に建てられた大嘗宮では、14日午後6時すぎから「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」、15日午前0時すぎから「主基殿(すきでん)供饌の儀」が行われました。天皇陛下は神事に用いる最も神聖な装束とされる御祭服を着て、かがり火のなか、ゆっくりと歩みを進めて悠紀殿、主基殿の中で国の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈られました。皇后さまも白い十二単(ひとえ)を着て陛下が入った神殿の傍らにある帳殿で拝礼されました。宮内庁によりますと、悠紀殿供饌の儀に510人、主基殿供饌の儀に425人が参列しました。

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