「大嘗祭」献上米の日本酒 すでに1万本以上の注文[2019/11/17 18:52]

 宇都宮市の酒蔵では、大嘗祭(だいじょうさい)の献上米を使った正月向けの日本酒造りが始まりました。

 酒蔵の作業場でピンと張り詰めた冷たい空気のなか、蒸し上がった新米の湯気が立ち込めています。杜氏(とうじ)たちが大きなタンクに入った仕込み水と新米をかき混ぜ、発酵を促していきます。使われている米は大嘗祭で栃木県が宮内庁に献上した「とちぎの星」。今年は夏場の天候不順が心配されましたが、良質な米が収穫され、優しくてうま味のあるおいしい酒ができそうです。17日に仕込んだ日本酒は、約1カ月後には新年のお祝い用に全国に出荷されます。大嘗祭にあやかってか、1万本以上の注文が入っているということです。

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