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フランシスコ教皇は東京ドームでのミサに先立ち、東日本大震災の被災者との集会に参加しました。
集会では、原発事故のため福島から自主避難している高校生の鴨下全生さん(17)ら被災者3人が証言しました。
福島県から避難中の鴨下全生さん:「汚染された大地や森が元通りになるには、僕の寿命の何倍もの歳月が必要です」
これに対してフランシスコ教皇は、福島についての思いと核エネルギーからの転換を訴えました。
ローマ・カトリック教会、フランシスコ教皇:「特別に思い起こしたいのは、福島第一原発の事故とその余波です。思うに最初の一歩は将来のエネルギー源に関して、勇気ある重大な決断をすることです」
その後、教皇は皇居を訪れて天皇陛下と懇談しました。陛下は被爆者や被災者らと交流して祈りを捧げた教皇に「日本の人達に心を込めて寄り添って頂き、感謝します」とお礼を述べられました。フランシスコ教皇が語った福島の復興について、東京大学の山本芳久准教授はこう話します。
東京大学国際社会科学専攻・山本芳久准教授:「1人では復興できない、1人では再出発できない、という言葉があって。この被災者、被災者とともにある我々自身がお互いに橋を架け合う、ともに歩む、そういう精神を(教皇は来日することで)身を持って教えて下さったんではないかな」
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