原子力規制委員会は東北電力の女川2号機について、再稼働の前提となる新規制基準に適合しているとして、合格したことを示す審査書案を取りまとめました。
東日本大震災で被災した原発が合格するのは東海第二原発に続き、2例目です。今後、意見募集などを経て今年度内にも正式合格する見込みです。ただ、再稼働は安全対策工事が終わる2020年度以降となります。全国の原発はこれまでに15基が合格していますが、地元合意の難航や安全対策工事の長期化などで再稼働したのは9基にとどまっています。その9基もテロ対策施設の完成が遅れる見通しで、一時停止する可能性が浮上しています。
広告