西之島が再び噴火か 付近で温度の高い領域を観測[2019/12/05 20:47]

 小笠原諸島の西之島付近で周囲に比べて温度の高い領域が認められました。噴火している可能性があります。

 気象庁によりますと、気象衛星「ひまわり」が小笠原諸島の西之島付近で周囲に比べて温度の高い領域があることを観測しました。このことから、西之島で噴火が発生している可能性があるということです。これを受け、気象庁は5日午後8時10分に西之島に出ていた火口周辺警報を「火口周辺危険」から「入山危険」に引き上げました。山頂火口から概ね1.5キロの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や溶岩流に警戒するよう注意を呼び掛けています。西之島を巡っては、2013年からの噴火で陸地のほとんどが新しくできたため、人の手が加わっていない生態系があると考えられ、今年9月には環境省の調査団が西之島に上陸して生態系などの調査を行い、アリやカニなどの一種がいたことが確認されています。

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