大嘗宮 解体後の大部分の木材はバイオマス燃料に[2019/12/09 20:55]

 即位の儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」が行われた大嘗宮について、解体後の資材の利用方法を宮内庁が発表しました。

 皇居・東御苑の大嘗宮は年内に解体作業が始まりますが、宮内庁は9日、資材の大部分を占める木材などを発電用の燃料として再利用すると発表しました。平成の大嘗宮は神事の慣例によってそのまま燃やされましたが、その後、施行された建設リサイクル法にのっとり、宮内庁は再利用の方法を検討してきました。柴垣や砂利などは庭園で再利用しますが、木材の大部分は釘の穴があることなどから建材への転用は難しいということです。建材以外の加工は費用などの理由から困難で、燃焼によって発電を行うバイオマス燃料としての利用となりました。また、一部の資材は今回も神事の慣例である「おたきあげ」を行い、燃やす予定です。

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