「英断を」と金委員長に訴え 拉致問題シンポジウム[2019/12/14 22:42]

 東京・千代田区で政府が主催する拉致問題の国際シンポジウムが開かれ、拉致被害者の家族が金正恩委員長に一刻も早い決断を求めました。

 横田めぐみさんの弟・横田拓也さん:「恐怖と暴力に満ちた政治を速やかにやめて明るい未来を描けるための英断を金正恩は行ってほしいと思います」
 北朝鮮の人権問題啓発週間に合わせて政府主催で行われたこのシンポジウムには、日本、アメリカ、韓国の北朝鮮の専門家が集まり、拉致問題の解決に向けた国際連携の在り方などを議論しました。また、日本やタイの拉致被害者の家族も参加し、家族の多くが他界している現実や一刻も早い拉致被害者全員の帰国を訴えました。日本の拉致被害者の帰国を巡っては2002年の曽我ひとみさんら5人が帰国して以降、一人もいません。

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