センター試験に代わって来年度から始まる大学入学共通テストで導入される予定だった国語と数学の記述式問題について、文部科学省は導入を延期することを決めました。17日、正式に発表する予定です。
大学入学共通テストの国語と数学の試験には一部で記述式の問題が初めて出題されることになっていました。しかし、記述式問題は受験生50万人分の答案を公平に採点できるかや自己採点の難しさが指摘されていました。こうした課題が解消できないとして文科省が導入の延期を決めたことが幹部への取材で分かりました。17日、会見で正式に発表する予定です。大学共通テストを巡っては、英語の民間試験も先月、導入の延期を決めていて、来年度の試験は従来のセンター試験と同じマーク式問題のみでの実施となります。
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