霧島山の新燃岳 噴火警戒レベルを「2」に引き上げ[2020/01/02 23:40]

 気象庁は宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山の新燃岳について、火山性地震が増加していることから、噴火警戒レベルを1から「火口周辺規制」の2に引き上げました。

 気象庁によりますと、標高1421メートルの新燃岳では火口直下を震源とする火山性地震が1日午後10時から2日午後10時30分までに21回発生し、火山性地震が多い状態となっています。これを受け、気象庁は2日午後10時40分に新燃岳の噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げました。今後、噴火が発生する恐れがあり、大きな噴石が火口から約2キロまで、火砕流が約1キロまで達する可能性があるため、火口から約2キロの範囲では警戒するように呼び掛けています。おととし4月には新燃岳で噴煙の高さが火口から8000メートルまで達する噴火が起きています。

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