南海トラフ地震「命に危険及ぶ高さの津波」確率は…[2020/01/24 18:36]

 政府は、南海トラフ大地震が起きた時、命に危険が及ぶ高さの津波がどのくらいの確率で襲ってくるかをまとめた評価結果を発表しました。

 政府の地震本部は、今後30年以内に南海トラフ沿いで、マグニチュード8.0から9.0クラスの巨大地震が起きた場合の176のパターンを想定して分析を進めてきました。報告の内容によりますと、沿岸部の352の市区町村のうち、26%以上の非常に高い確率で、5メートル以上の高い津波が押し寄せる自治体が29あり、3メートル以上に達する自治体が71あることが分かりました。地震本部の平田直委員長は「とりわけ南海トラフ沿いに住む皆さんに対して、具体的にどの場所が高い津波になる確率が高いかということをご理解して頂きたい」と警戒を呼び掛けています。それぞれの自治体ごとの確率などは、地震本部のホームページから確認することができます。

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