東京都が2020年度予算案発表 過去2番目の規模[2020/01/24 22:39]

 東京都は24日、一般会計の総額が7兆円を超える2020年度の予算案を公表しました。過去最大規模だった前年度に次ぐ予算規模です。

 東京都の2020年度一般会計の予算規模は前年度を1.4%下回る7兆3540億円です。東京オリンピック・パラリンピックの競技場がほぼ完成したため、施設整備費は前年度から1193億円減少した一方、災害など突発的な事案に備えるための緊急対応費を新たに100億円計上しました。また、去年に相次いだ台風の被害などを受け、被災した人などが一時的に滞在する施設にスマートフォンなどの充電機材を設置する費用や段ボールベッドの備蓄に110億円が計上されています。通信環境の整備については、人工知能のAIや第5世代移動通信システム(5G)を活用して働き方や防災などに生かす「スマート東京」を実現するため、158億円が計上されました。今回の予算案には犯罪被害者への支援など過去最多となる420件の新規事業も盛り込まれています。

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