帰国者は医療センターに ウイルス感染の有無を検査[2020/01/29 12:20]

 帰国した人たちは羽田空港を出て、この後、ウイルス検査などを受けます。検査が行われる東京・新宿区の医療センター前から報告です。

 (社会部・中村昌太郎記者報告)
 帰国した人たちを乗せたバスは1台目が医療センターに到着しました。その後も続々と到着していて、正面ではなくて裏口の方からセンターの中に入っていっている状態です。そして、具体的な検査の内容ですが、政府によりますと、ウイルスの有無を確認するために症状がない人も含めて一人ひとりから検体を採取するということです。採取自体はそれほど時間はかからないということですが、結果が出るまでには4時間から6時間ほどかかるということです。また、一度に約200人分を検査できるわけではないため、全員分の結果が出るまではある程度の時間がかかるとみられます。
 検査後の動きですが、チャーター便に搭乗していた男性によりますと、いくつかの選択肢が提示されたということです。基本、自宅に向かうことになりますが、自宅が遠くにある人や希望者などについては千葉県内のホテルにまとまって移動し、そこでしばらくの間、過ごすことになります。自宅に向かう人についても、家族などが迎えにこられない人には最寄り駅までのバスが用意されるということです。政府は最低でも1週間は外出を控えるよう強く要請をしていて、自分の体の状態に注意をしながら、しばらくは不安な日々を過ごすことになります。

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