そもそも18歳未満との“真剣交際”ってナニ?[2020/02/03 14:28]

 大阪府が18歳未満とのわいせつ行為に関する条例を改正する動きを見せています。「真剣な交際」以外は違反となりますが、そもそも「真剣な交際」とはどのような交際なのでしょうか。

 大阪府が現在、検討している条例の改正。それが「青少年健全育成条例」です。この条例のなかで禁止されている18歳未満とのわいせつ行為について、大阪府は2月の議会で改正案を提出する予定です。なぜ改正の動きを見せているのか、わいせつ事件に詳しい大阪弁護士会所属の奥村徹弁護士に経緯を聞きました。
 大阪弁護士会所属・奥村徹弁護士:「大阪府は条例の条項中。欺き・威迫・困惑という要件、それだけを処罰するという条例だった。ほとんど検挙件数はない。淫行処罰については欺罔(ぎもう)とか威迫等がない淫行がほとんどだから。条例の要件が厳しすぎ、淫行の範囲を絞りすぎたので、淫行で処罰できなかった。僕は『淫行特区』と呼んでいた」
 これまで大阪府では脅したり、嘘をついたりしていなければ18歳未満とのわいせつ行為も処罰の対象外でした。今回の改正案では性的欲望を満たすことだけを目的とした行為を禁止し、真摯な交際、つまり「真剣な交際以外」はすべて違反となるというのです。条例の適用条件が厳しいといわれてきた大阪府が今回、他の都道府県に足並みをそろえる形になります。
 人によって定義の違う「真剣交際」。どんな要素が条例に抵触しているか否かの基準になるのでしょうか。
 大阪弁護士会所属・奥村徹弁護士:「年齢差が近ければ、例えば17歳と18歳だと真剣交際になる傾向は大きい。“性行為に至る過程”“さっき会ってそのままホテル”一番みだらな性行為になりやすい。『ちょっと付き合おう』ということで、とりあえず喫茶店に入って次は美術館・博物館・動物園とかドライブ、延長線上で交際が深まってホテルに行ったというのは真摯な交際につながりやすい」「(Q.総合的にみられる?)そうです。『保護者の承諾があったらいいのか』という話がある。保護者の承諾はひっくり返されることがあるので、あんまりあてにならない。保護者の承諾っていうのは一つの要素」