新型コロナウイルスに感染しているかどうか異例の再検査のため、クルーズ船は3700人を乗せたまま停泊を続けています。停泊中のクルーズ船に動きがあったようです。横浜港から報告です。
(社会部・森本富人記者報告)
「ダイヤモンド・プリンセス号」の検疫で新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べる検体が100人分を超えたことが分かりました。これらの検体は横浜検疫所などで検査をすることになりますが、一度に検査できるのは約20人分が限度で4時間から6時間かかるため、横浜市内だけでなく東京都内の施設などにも持ち込まれるとみられます。また、4日午後5時ごろには検疫官を乗せた横浜税関の船がダイヤモンド・プリンセス号に横付けされ、検体を入れた箱を受け取る様子が確認できました。ダイヤモンド・プリンセス号は20時間以上、横浜港に停泊していますが乗客に話を聞いたところ、「なぜ降りられないんだと取り乱す人はいません。船内は落ち着いています」と話していました。船内の検疫はまだ終わっておらず、まだ100人ほど残っているということで、乗客が降りられるめどはまだ立っていません。
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