「この程度なら会社に行っても…」という意識はダメ[2020/02/18 08:21]

 日本人は人にうつさないという意識が足りない。新型コロナウイルスの感染が広がるなか、何に注意するべきか公衆衛生の専門家に聞きました。

 国際医療福祉大学・和田耕治教授:「欧米の広報的な書類を見ると『うつさない、うつらない』と書かれていることが多いが、日本は『うつらない、うつさない』ということで、内容が同じなのに順番が逆。コロナウイルスに関しては『うつさない』ようにするために家にいて頂く。家の中でも他の方に『うつさない』ことが重要。最も厳密にやるとすれば、その病気の方がなるべく部屋を出てこないようにするのが大事。小さなお子さんだとできないので、例えば中高生、成人の方はなるべく部屋から出てこない。例えばトイレなどももし2つあれば、片方を使ってもらう。タオルは共用しない。外に出る機会ではなるべく食事も分けて頂く。『このくらいなら今まで会社を休まなかった』という方もこういう時期は少し休むことが大事。多少、鼻水、喉が痛いといったことで今までは多分、行っていらっしゃったと思うが、そのぐらいでも病院に行くのを控えて数日、家の中で様子を見てもらうのが大切。会社も『診断書を出せ』などとあるが、今回は非常に大きな事態なので、会社としても配慮をしてもらいたい」

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