感染拡大防止のカギは“換気”…厚労省が注意喚起[2020/03/02 12:12]

 厚生労働省の専門家は新型コロナウイルスについて、感染が広がったのはほとんどが換気が悪く、閉鎖的な環境だったと分析しました。

 「クラスター」と呼ばれる感染の集団発生を防ぐために設置された厚労省の専門家チームは、先月26日までに集団感染が起きた事例を含む国内の感染者110人について分析しました。その結果、1人の感染者から2人以上に感染が広がった11の事例では、ほとんどが閉ざされた環境で起きていたことが分かりました。特に、東京で集団感染が確認された屋形船では1人から12人に感染が広がっていたということです。一方、屋外など通気性の良い環境で2人以上に感染の広がりが確認された事例は2つだけで、4人以上に広がったケースはありませんでした。厚労省は「換気の悪い場所で多くの人が密になって過ごすのは避けてほしい」と呼び掛けています。

こちらも読まれています