福島・南相馬市の“復興の象徴” 「一本松」復活へ[2020/03/10 08:08]

 東日本大震災からまもなく9年です。福島県南相馬市では津波に耐え、「復興の象徴」として愛されながらも伐採された「かしまの一本松」が復活への第一歩を踏み出します。

 かしまの一本松は津波に遭いながら流されず、復興を目指す住民の心のよりどころとなっていましたが、立ち枯れなどから2年3カ月前に伐採されました。震災の記憶を残そうと「かしまの一本松を守る会」は伐採された一本松の松ぼっくりから苗木を育てています。育てた650本は22日に一本松の跡地に植えられ、津波から住民を守る海岸防災林へと生まれ変わります。
 かしまの一本松を守る会・荒新一郎さん:「津波や原発の風評被害もまだ残っているが、そこから乗り越えていくという、後ろばかり向いていられない、前を向いて生きていくぞというスタート」

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