感染対策取らなければ10万人あたり9千人発症も[2020/03/10 23:01]

 新型コロナウイルスの感染防止策を取らなかった場合、人口10万人あたり約9000人が発症し、約580人の高齢者が重症化するという推計結果を研究グループがまとめました。

 北海道大学の西浦博教授らの研究グループは、中国の治療データなどからイベントの自粛や高齢者施設の休業などといった感染防止対策を全く取らなかった場合の発症率と入院率、それに重症化率を推計しました。それによりますと、日本では全年齢平均で人口10万人あたり発症する人は8987人、入院する人は1782人、重症化する人は178人でした。65歳以上で見ますと、発症する人は1万2765人で、重症化する人は577人に上るということです。西浦教授はこうした状況になると流行開始から3カ月後にピークが訪れ、終息するまでにはさらに3カ月がかかると説明しています。この推計結果は政府の専門家会議にも提示され、国内の各地域で必要になる医療態勢の指標にされていますが、厚生労働省の担当者は「あくまで感染拡大防止策を取らなかった場合の推計で、このような状況にならないよう対策を進めている」と話しています。

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