自粛ムードは葬儀にも…葬儀社が「後葬」サービス[2020/03/13 19:37]

 イベントなどの延期や中止が相次ぐなか、日取りを変えられない催事もあります。それが、お葬式です。「最期のお別れ」をどう行うべきか、関係者は頭を悩ませていました。

 たった一度きりのお別れの機会。自粛ムードはこんな所にまで…。新型コロナウイルスの感染拡大で増えているのが、極めて質素な家族葬です。中央にある祭壇前に置かれた席はたったの3つです。そして、入り口近くには感染対策で消毒液とマスクなども常備されています。
 三和式典・荻島祐輝副社長:「参列される方よりも葬儀をお出しになる施主様の方からですね、最近は参列者がご親族も高齢化しているということで、公共交通機関を使って式場まで来て頂くことにちょっと懸念されて」
 また、通夜振る舞いなどの会食にも影響が…。
 三和式典・荻島祐輝副社長:「全体の7割程度の方から『食事や会食はキャンセルしたい』と申し出が来ている」
 葬儀は火葬があるため延期することが難しく、こうした流れはしばらく続くと関係者は話しています。実際に、14日に通夜を行う遺族の人に話を聞くことができました。
 あす通夜を行う遺族:「3月8日の未明にうちの父が闘病生活1年9カ月で息を引き取りました」「(Q.病名は?)肺がんです」「(Q.新型コロナウイルスの影響は感じたか?)すごく色々な部分で感じました。病院の面会とかも先月27日から家族が駄目になり、コロナさえなければなと本当に思いますね」
 この遺族も感染を懸念し、家族などの身内だけで通夜、告別式をすることに決めたそうです。そんななか、やり直しのきかない葬儀について手配などを行う企業が独自の提案をしています。
 「よりそう」広報・高田綾佳さん:「感染症が収束したら改めて皆さんでお別れの場を持ってもらえるようにサポートさせて頂く」
 最期のお別れを後日に執り行う後葬というサービスの受け付けを今週から始めたところ、問い合わせが相次いでいるということです。

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