除外から一転、朝鮮学校にマスク配布へ さいたま市[2020/03/13 23:55]

 幼稚園や保育園に備蓄マスクを配布していたさいたま市が朝鮮学校を配布対象から外して学校の関係者らから抗議を受けていた問題で、市は一転してマスクを配布すると発表しました。

 さいたま市は市立の幼稚園や保育園に市が備蓄していたマスクを配布しましたが、転売の可能性があるとして朝鮮学校は配布の対象から外しました。このため朝鮮学校の関係者や保護者らから抗議を受けていました。13日、市は一転して「備蓄数と配布数の調整が整った」として朝鮮学校を含めて所管外の国立大学の付属幼稚園や私立小学校などにも配布の対象を広げることを決めました。市長は会見で「国立幼稚園なども配布対象に入っていなかった」「抗議活動があったからこのような対応をしたわけではない」と話しました。早ければ16日から約17万9000枚のマスクが市内の学校などに配られることになります。

こちらも読まれています