除染廃棄物が12カ所で流出の恐れ 福島県の仮置き場[2020/03/17 12:53]

 環境省は、台風などによって土嚢(どのう)袋が流出する恐れが高い仮置き場が福島県内に12カ所あると発表しました。

 去年10月の台風19号では、福島第一原発事故に伴う除染で出た土を入れた土嚢袋合わせて90個が福島県の田村市や飯館村など4つの仮置き場から流出し、一部はまだ見つかっていません。これを受けて環境省がすべての仮置き場を調査した結果、流出した4カ所の他に対策が必要な仮置き場が福島県内に12カ所あることが分かりました。これらの仮置き場について環境省は今後、自治体と連携して柵を設置するなどの対策を進め、梅雨が始まる前の5月末までに完了する方針です。

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