成田空港の検疫所が汚染 施設復旧のめど立たず[2020/03/18 08:09]

 成田空港の検疫所で新型コロナウイルスの検査試薬が入った容器が破損して検査室が汚染されたため、検査ができない状態になっていることが分かりました。

 厚生労働省によりますと、成田空港の検疫所で11日に新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査をしていたところ、職員が試薬の入った容器を誤って床に落として破損しました。陽性の場合に反応する試薬が室内に漏れて正確な検査ができない状態になったため、成田空港の検疫所は現在、検査を停止して消毒作業が行われています。復旧のめどは立っておらず、国立感染症研究所や他の検疫所で検査をカバーしているということです。また、当時、作業をしていた職員7人のうち2人に試薬が付着しましたが、感染はしませんでした。

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