横浜市で9人が感染 放射線技師にANAの機長も[2020/04/02 20:48]

 横浜市で20代から60代の男女9人が新型コロナウイルスに感染していたことが新たに分かりました。市内の医療機関の研修医と放射線技師のほか、全日空の機長が含まれています。

 横浜市は2日、感染症指定医療機関「横浜市立市民病院」の20代の女性研修医と市内の医療機関の20代の女性放射線技師を含む男女9人の感染が新たに確認されたと発表しました。女性研修医は感染症病棟で勤務していませんでしたが、先月26日以降に味やにおいが分からなくなる症状が出たため今月1日に検査したところ、陽性が判明しました。女性放射線技師は先月18日に感染者のCT(コンピューター断層撮影)撮影を担当していました。症状が出た後も3日間、出勤していたということです。いずれも明確な感染経路は分かっていません。2人が所属する病院は、いずれも同僚の医師らに自宅待機を指示したほか、院内の消毒を済ませて通常の外来などを受け付けているということです。
 また、50代の男性は全日空の機長だということです。全日空によりますと、先月18日以降、せきや喉の痛みのほか、発熱の症状が出ましたが、その間はずっと休暇中だったということです。男性機長は先月に日本から上海、ロサンゼルス、ニューヨークへの便で乗務していますが、感染経路は分かっていません。同じ便の乗客や乗務員らに濃厚接触者はいないということです。

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