「感染リスク回避の行動不十分」浮き彫り…LINE調査[2020/04/05 11:28]

 新型コロナウイルスの感染予防のため、近い距離での会話を避けている人は3割程度にとどまっていることが無料通信アプリ「LINE」が実施した全国調査で分かりました。

 新型コロナウイルス対策の全国調査はLINEを利用する約8300万人を対象に先月31日から今月1日にかけて実施され、情報提供の協定を結ぶ厚生労働省が結果を発表しました。それによりますと、「近い距離での会話を避けている」と答えたのは32.8%で、厚労省は感染リスクが高い「密集」「密着」「密閉」を避ける行動が「十分とは言えない」としています。また、「仕事はテレワークとしている」と回答したのはわずか5.6%で、柔軟な働き方についても「改善の余地がある」と指摘しました。一方、「手洗い・うがいやアルコールによる手や指の消毒をしている」と答えたのは85.6%に上り、「多くの人が基本的な予防策に取り組んでいる」と評価しています。厚労省は調査結果をホームページに掲載しています。2回目の調査は5日から6日に実施されるということです。

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