京都府も「緊急事態の対象区域に」感染者増加で要請[2020/04/10 11:50]

 京都府は新型コロナウイルスの感染者が大幅に増加しているとして、緊急事態宣言の対象区域に加えるよう政府に要請すると10日午前に発表しました。

 西脇隆俊京都府知事:「国に対して緊急事態宣言の発出を要請することに致しました」
 京都府の西脇知事と京都市の門川大作市長は会見を開き、国に要請することを発表するとともに理由について説明しました。これまでに165人の感染が確認されている京都府は人口1万人あたりの患者数が全国で5番目に多く、この1週間で感染経路が分からない患者が3倍以上に増えています。さらに、9日に初めて死者が出たことなどから要請することを決めたということです。
 門川大作京都市長:「大阪、兵庫より京都の方がましということは一切ない。指定されることが市民意識の危機感の向上にもつながる」
 京都市長は観光客に対しても自粛を呼び掛け、「収束後に安心して訪れてほしい」と話しました。

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