コロナ感染「たらい回し」…都内で去年の約4倍[2020/04/15 12:00]

 東京都内で新型コロナウイルスに感染した疑いがある患者が救急病院から受け入れを断られている問題で、搬送先が決まらない件数が去年の約4倍に増えたことが分かりました。

 都内では発熱を訴える40代の男性が新型コロナウイルス感染の疑いなどから、約40の病院から受け入れを断られるなど搬送先が速やかに決まらない事案が複数確認されています。その後の東京都への取材で、救急隊の搬送時に5カ所以上の病院から受け入れを断られたり搬送先が決まるのに20分以上かかる、いわゆる「たらい回し」となった事案が先週1週間で584件あったことが分かりました。これは去年の同じ時期に比べて約4倍となります。救急病院のなかには院内感染の恐れなどから受け入れができない所が多くあり、都と病院は対策を急いでいます。

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