“アベノマスク”に不良品報告200件 「虫が…」[2020/04/22 15:13]

 妊婦向けに配布された布マスクに続き、全世帯に配られる布マスクについても「虫が入っていた」など不良品の報告が約200件あったことが分かりました。

 政府は総額466億円をかけて17日から布マスク1億3000万枚を1世帯2枚ずつ、全戸配布しています。厚生労働省によりますと、布マスクは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社がそれぞれ海外で生産していますが、納入後の検品作業中に「虫が入っていた」や「カビが生えていた」など不良品の報告が約200件あったということです。加藤厚労大臣は21日の記者会見で、妊婦向けの布マスクで不良品が7870枚あったことについては発表しましたが、全戸配布の布マスクの不良品については「ほとんど報告は来ていない」と述べ、詳しい内容は公表しませんでした。厚労省は「検品の段階で不良品が見つかるのはよくあることなので、公表しなかった」としています。

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