GWに来ないで…箱根が「断腸の思い」で自粛呼びかけ[2020/04/23 15:13]

 神奈川県小田原市と箱根町などが合同で会見し、ゴールデンウィーク期間中の観光の自粛を呼び掛けました。「断腸の思いだが、勇気を持って発信すべきと考えた」などと話しています。

 小田原市・加藤市長:「今は観光を止めてでも、一日でも早い復活を」
 小田原箱根商工会議所・鈴木会頭:「商売を担う者がお客様に来ないでということはあり得ないこと。断腸の思いだが、勇気を持って発信すべきと考えた」
 箱根町・山口町長:「最大限のおもてなしに努めてきたが、国難ともいえる状況に手の施しようがない」
 箱根町観光協会・勝俣理事長:「観光客、従業員を守るためにも。観光をなりわいとする我々がお願いすることは断腸の思い」
 23日午前に小田原市と箱根町それぞれの経済団体が合同で会見し、ゴールデンウィーク期間中の観光の自粛を呼び掛けました。小田原市は先月30日から小田原城天守閣などを休館にしていて、最近オープンした施設の駐車場を週末から閉鎖していくということです。箱根町は大涌谷の駐車場の29日からの閉鎖を決めていて、芦ノ湖畔の駐車場についても今度の土日の状況を見て判断するとしています。箱根町ではピーク時に一日あたり約3万人が宿泊し、約9万人が訪れるということですが、箱根エリアの旅館の64%がすでに臨時休業しているということです。

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