抗ウイルス薬「レムデシビル」特例で早期承認目指す[2020/04/28 16:02]

 加藤厚生労働大臣は抗ウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルスの治療薬として早期に承認する考えを明らかにしました。

 政府はエボラ出血熱の治療薬としてアメリカの製薬会社が開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」について、日米が中心となって進めている共同治験で新型コロナウイルスへの有効性が示されたと明らかにしています。通常、医薬品の承認を得るには1年以上かかりますが、政府は緊急時に限って申請の手続きを簡略化できる特例の承認制度を使って早期に認める考えです。この制度を使うには海外で販売が認められていることが条件となっていて、政府はアメリカなどでの承認を待っています。承認されれば国内で初めての新型コロナウイルスの治療薬となります。

こちらも読まれています