新型コロナウイルス対策で「3密」状態を避けることが求められるなか、専門家グループは地震や大雨などの災害が発生した時に備えて「避難の仕方を見直すべきだ」という緊急メッセージを出しました。
防災学術連携体・米田雅子代表幹事:「非常に危機感を持っています。新型コロナウイルスに加えて、大雨や台風などが重なる“複合災害”のリスクが高まっているからです」
気象学会や災害医学会など58の学会で作る防災学術連携体は梅雨の時期を前に災害が起こった際、被災者が避難所に集まって感染爆発を起こす可能性が高くなるなどと指摘しています。感染のリスクを下げるためには避難方法を工夫する必要があるとしています。
防災学術連携体・米田雅子代表幹事:「避難所の数を増やし、学校だったら体育館だけじゃなく、教室も使って(避難ができる)スペースも増やして、また、感染された方がいる場合には建物を分けるなど、そういった対策を事前に(検討)しておくことが大事」
また、この連休中にも家庭内で避難の仕方などについて話し合ってもらい、できることから備えを始めてほしいとしています。緊急メッセージは防災学術連携体のホームページで見ることができます。
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