山梨大でPCR一貫検査 検体採取はドライブスルー[2020/05/03 12:27]

 山梨大学医学部附属病院は検体採取から判定まで大学内で完結した新型コロナウイルスの検査を始めます。山梨大学は全国の国立大学が取り組むべきだと訴えました。

 島田真路学長:「我々はできるだけ検査をしましょうと。大学そのもので検査ができる態勢を完璧に整えていますので」
 山梨大学は県からの要請を受けて8日からは大学内でドライブスルー形式の検体採取も始めます。採取した検体は大学でPCR検査を実施し、保健所を通じて結果が届けられます。検査にかかる時間も短縮され、将来的には一日に100件以上の検査ができるということです。島田学長は現在の日本の検査態勢は不十分で、多くの陽性患者が見過ごされていることを挙げ、全国の国立大学が積極的に検査に取り組むべきだと指摘しました。
 島田真路学長:「アパートに帰っても肺炎としては軽かったのに急に亡くなられるとか、原因不明死の方を調べたらコロナ陽性だとか。大学がやらないとそういう重要な発見も見逃してしまう。コロナウイルス感染症の全体像が見えないということになる」

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