神奈川県で初めて「豚熱」感染の野生イノシシ確認[2020/05/11 23:16]

 神奈川県相模原市で死んだ状態で見つかった野生のイノシシが「豚熱(CSF)」に感染していたことが分かりました。県内で豚熱が確認されたのは初めてです。

 神奈川県によりますと、9日に相模原市緑区の山中で野生のイノシシが死んでいるのが見つかりました。遺伝子検査をしたところ、11日にこのイノシシが豚熱に感染していたことが判明しました。イノシシが見つかったのはすでに豚熱が確認されている山梨県との県境で、死骸はその場に埋められ、その周辺を県の担当者が消毒したということです。県は養豚施設などへの感染拡大を防ぐため、今後、発見場所から10キロ以内の養豚農場で立ち入り検査を実施するほか、豚のワクチン接種などの対策を進めるとしています。県内で豚熱が確認されたのは初めてです。

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