下水の中のウイルス分析 新たな“コロナ感染指標”[2020/05/13 12:15]

 東京都は、下水に含まれる新型コロナウイルスの量から感染の実態を調べる調査を13日から始めました。感染拡大の第2波の兆候などをつかみたいとしています。

 東京都は下水に新型コロナウイルスがどれだけ含まれているか調べるため、港区内にある下水処理施設で水を採取しました。採取した水は渋谷区や港区などから流れてくる下水で、冷凍保存され、分析する方法が開発され次第、ウイルスの量を調べるということです。感染者の便にはウイルスが含まれるとみられ、都は下水を調べることで感染がどれだけ広がっているかの指標が得られるとしています。下水は都内の15カ所で採取することにしていて、今後、定期的に調べることで感染拡大の第2波の兆候などをつかみたいとしています。

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