抗原検査キット 当面は東京などで使用へ 厚労省[2020/05/13 21:50]

 新型コロナウイルスの検査方法として承認された抗原検査キットについて、厚生労働省は当面、東京、大阪、神奈川、北海道、さらに沖縄の専門外来を中心に使用する方針を明らかにしました。

 厚労省によりますと、キット製造メーカーの供給量は今月は40万回分で、来月以降は月78万回分が予定されています。当面は供給量が限られるため、感染者数が多い東京、大阪、神奈川、北海道、さらに離島で検体輸送が難しい沖縄の専門外来を中心に使用するということです。また、抗原検査は感染していても一定のウイルス量がないと陰性と判定されてしまうのが課題です。厚労省は当面はPCR検査と併用しつつ、医療機関で臨床研究を続け、最終的には抗原検査のみで感染の有無を確定できることを目指すとしています。

画像提供:富士レビオ

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