“クラスター”中野江古田病院の看護師が労災申請[2020/05/15 18:35]

 勤務先の病院でクラスターが発生し、新型コロナウイルスに感染したとして女性看護師が労災を申請しました。

 代理人弁護士によりますと、東京・中野区の中野江古田病院に勤務する女性看護師は先月29日に新型コロナウイルスへの感染が分かりました。病院では2月以降、患者や職員合わせて98人の感染が確認されていて、女性は夜勤の専従として多い時には感染者40人を1人で見ていました。女性は肺炎や呼吸困難になるなど重症化し、現在は入院しています。同居する80代の母親も感染したということです。病院からはいまだに労災に関する説明がなく、女性は15日に新宿労基署に治療費や休業補償を申請しました。一方、厚生労働省は15日までに新型コロナウイルスで39件の労災申請があり、2件を認定したと発表しました。医療従事者が感染した場合は原則、補償の対象になるとしています。

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