目標に遠いコロナ病床 ピーク時想定半数の1.6万[2020/05/16 13:21]

 新型コロナウイルスの患者を受け入れられるベッドの数は全国で1万6000床余りで、感染ピーク時に必要な数の半数にとどまっていることが分かりました。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスの患者を受け入れるために確保されたベッドの数は8日の時点で全国で1万6352床となり、前の週より約1900床増えました。東京都や石川県などで確保が進んだということです。しかし、感染拡大のピーク時に必要とされるベッドの数は約3万1500床で、確保率は依然52%にとどまっています。政府は5万床の確保を目標としていますが、ほど遠い現状が浮き彫りとなっています。また、北海道では確保された病床のうち、すでに6割以上が入院患者で埋まっていることも分かりました。

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