「診療の手引き」を改訂 「血栓症」への注意強調[2020/05/19 06:13]

 厚生労働省は新型コロナウイルスの「診療の手引き」を改訂しました。重症化を判断する血液の数値を改めて示したうえで、重症者に見られる「血栓症」への注意を強調しています。

 3月17日に作成された診療の手引きは、その後の国内外の症例などを踏まえた専門家による議論で17ページだった初版から第2版では32ページへと大幅に増えました。新たに「重症化マーカー」として注意すべき血液の数値を示しましたが、そのなかでも血栓ができているかどうかを表す「Dダイマー」という数値に注意するよう強調しました。肺炎に加えて血栓ができることで呼吸不全を起こし、急激に重篤な状態に陥ることがあるとして、血の塊ができることを防ぐ薬の投与を勧めています。

こちらも読まれています